『女流阿房列車』を読んで
酒井順子『女流阿房列車』という本を読んだ。その感想。
いや、おなじことをやってみたい訳じゃなくて、こんな風に何もかも忘れて一日とっぷりバカなことをしてみたい、という意味ですよ。(p.249)
あぁ、とてもよく分かる。社会人になってから、そういうバカなことをする時間がない。
いや、地元の味に興味がない。というか美味いものに興味がない。司馬さんってそういう人なんです。旅先でもカレーがいいと言い、わざわざ不味いドライブインで食べて「失敗だった」とか言う。(p.258)
司馬遼太郎に興味が出てきた。
結局、今日の旅で一番感激したのは、起き抜けに「あけぼの」から見た荒れ狂う日本海の形式だったな。(p.259)
おぉ、何とうらやましい…。寝台車は、「個室」「孤独な1人旅」「悪天候」がいい。更に言えば、「冬」「夜」「遅延」「食料だけは買い込んであるから大丈夫」という状態がなおいい。この感覚、何割くらいの人が共感してくれるだろうか。
東京から離れるほどいい、という面はないですか。私は東京から200キロ以上先が好き。東京の磁場から逃れられる気がします。(p.262)
「東京の磁場」という表現がとても気にいった。そう、大都市には心理的磁場があり、そこから逃れることはかなり大切なこと。
そうそう。あのホモソーシャルな世界に自分も属していると考えただけでゾッとしてきます。(p.263)
あぁ、その感覚も分かる。
興味を持った方は、『女流阿房列車』現物をどうぞ。
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